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『ハピメア』感想

【ハピメア】応援バナー
真面目で夢見がちな少年と少女たちがみるゆめものがたり。
アリスチックな夢の世界に個性的なキャラ達
綺麗な絵と楽しめるシナリオでハチャメチャな構成(破綻はしてない)
それらが合わさって独特なブレンドを感じるゲームでした。

夢の綺麗さだけではなく奇妙さや残酷さなどもしっかり書かれていました。
主人公とヒロインを縛りつけるものを夢を使って上手く描写されていると思います。
あちこち飛んで分かりにくい作品ですがそれも演出のひとつになってる感じです。
童話のモチーフなども良いスパイスでした。

一筋縄では行かない作品。けっこうクセある作品だと思いました。
他ではなかなか見られない作風なので貴重ですね。

攻略順を
弥生→景子→咲→舞亜→有栖(TRUE)エンドにすると
少しずつ謎を追う感じで面白いですよ~。
自分は咲を最初に攻略しちゃったのですけどね...。
有栖はぜったい最後にしましょう。

続きから詳しい感想です。
盛大なネタバレはないですけど少しでも嫌な人は回避して下さい。




主人公が観る明晰夢を辿る物語。
それにヒロインたちも巻き込まれたり透を巻き込んだり。
透やヒロインの心の傷を書かれてるのでシリアス要素が強めです。
重苦しくならない程度に書かれていますが明るい話が好きな人は合わないかなぁと。

8話+αの構成になっていてヒロインごとに見せ場があって面白いです。
大筋も透が観る夢の謎を追う感じで良かったです。
シリアスなんだけどどんどん先が読みたくなるシナリオでした。
後半は変わった展開もありますし。夢はなんでもありですね。

甘くて幸せな悪い夢というキャッチコピー通り
夢の鮮やかさ不気味さなどがこれでもかというぐらい盛り込んでありました。
「今みてる世界は現実なのか。それとも夢なのか」
夢と現実の境目がおぼろげになっていく終盤はこっちまで混乱してしまいました。
結構はちゃめちゃな作品です。それを含めて面白い作品だと思います。

破天荒なゲームだけどトゥルーエンドの回収とまとめ方がすごくキレイ。
そこも評価出来ます。


ビジュアル
看板絵師の月社さんと克さんのお二人が担当。
月社さんの描く黒髪はいいですね。
克さん絵はロケットおpだけじゃなくてキャラ造形も色ぽっいですよね。
絵柄が違うお二人ですがハピメアはバランス取れてるなぁと思います。
彩色もはっきりしてて良い。カットインもいい感じですね。
ただ弥生先輩の髪下した立ち絵が雑で気になります。急ごしらえって感じでしょうか。

あと克さんキャラの方がちょっとCG少なめかな。
舞亜枠が少なめで咲枠が少し多めなだけと思うのですが。
差分多くて物足りないってことはないです。これ分割してもいいよねって差分もありますし。
SD絵はこもわたさん。SD絵では弥生先輩が優先されてます。


音楽
ワンダーランド!アリスの世界に来たかのような甘美さ!
ヒロインテーマが個性を表現できてますね。
有栖のテーマ・舞亜のテーマはまさにアリスの世界。
一部のシーンの音楽は重すぎます。悪夢ですからねぇ。
OP・EDともにお耽美な感じ。


声優
意外性はあんまりないけど名前聞いただけで安心できるキャスト。
ゆかりさんの妹キャラが貴重かもしれない。
珍しく小悪魔系で演じてるそよぎさんも良かったです。
北見さんとりんごさんも安定してます。
久しぶりに風音さんのお声聞いてほんわかしたのでした。


演出
演出がトップクラスの紫さん。
一つの立ち絵でも遠近法を使ったりしていて見ていて飽きないです。
背景動かしてキャラが歩いてるように見せるのはすごいなぁと思います。


システム
かゆいところに手が届く!不満がない。
セーブがすごく便利だと思います。


キャラ

ダウナー系主人公。真面目すぎる不器用な苦労人。
はっちゃけるところは少ないですが年頃の男の子。
真面目だけどイヤミのない主人公です。ヒロインのために全てを投げだしたりします。
ちなみに鈍感ヘタレではないです。真面目すぎて手を出さないだけ(事情が事情だけに)
無防備な幼なじみや後輩や夢の女の子やら色気振る舞う先輩で理性が大変です。
情けない部分もあるけど過去のこともあるし仕方がないと思うのです。
トゥルーエンドで全て乗り越えた透ちゃんの逞しさは格好良かったです。


小悪魔系妹幼なじみ。夢での姿は和服で武器持ち!?
からかいつついつも透を気遣う優しい娘です。
透にとって咲は大切な幼なじみであり妹的存在であるかけがえのない人。
年下の幼なじみである咲が血縁のない透に対して本物の妹みたいな振る舞いをするのは?
その理由が健気で切なかったです。
シナリオでも透と咲と舞亜の複雑な関係が丁寧に書かれていて良かったです。
不憫だけどちゃっかりしてる面もあってそこも好き。
今まで苦労した分、咲と透には幸せになって欲しいです。

弥生
ネコ被りの美人先輩。夢での姿はバニー。
いい加減だけど頼れる先輩。
優れた頭脳を持ちとびきりの美貌を持つ彼女にも悩みが。
ハーフゆえの苦労や誰とでも仲良く出来る妹に対する劣等感や家族の重み。
普段おちゃらけてるけど人一倍考えてる先輩にドキっとしました。でも、ヘタレ。
お色気キャラなのに肝心な時に照れる先輩萌え。照れ隠しの軽口もいい。

景子
無愛想なギター弾き後輩。夢でもギター持ち。
クールにみえて子どもぽっい部分も。透にはけっこう隙もみせる。
誰に歌を聴いて貰わなくてもいいのに彼女が駅前で歌をうたう理由は。
ひとり好きだけど寂しがり。この娘も面倒くさい娘だなぁ。
積極的に迫る景子も良かったです。
トゥルーエンドでけっこう重要だったりする。

舞亜
邪悪な少女。悪夢の象徴。
好きだから意地悪するけどおっせかいもするという厄介なキャラ。
彼女が透やヒロインにちょっかいをかけるのは何故か?そして彼女の正体は?
最初は不気味に思うかもしれませんが正体を知ったら愛しくなること間違いなし。
設定上、報われないところもあります。ルートも短めです。
でもとても美味しいところ持ってくキャラだなぁ。さすがマイア。

有栖
夢を旅する明るい女の子。失敗することも多いしへっぽこで可愛い。
夢でしか会えないというミステリアスな部分もあります。
物語の鍵を握ってるヒロイン。
詳しくいうとネタバレになっちゃうのであれなんですが。
全ルートやってから有栖ルートやると色々こみ上げてくるものがありますね。
有栖ルートだと透の顔が映ってるCGがちらほらあってそれがまた○
最後のイベント絵にうるっときました。ED絵も幸せそうで好き。


まとめ
変わった構成でしたがそれが面白い作品。
夢をとおして人間の弱さなどが書かれていて心理描写が上手いなと思いました。
登場人物はみんな未成熟ってところもポイント。
夢だとなんでも叶うかもしれないけれど逃げちゃダメだなぁと改めて思いました。
ロマンチックだけど現実主義も混じってる作品です。

ひとつの作品として完成されてますけどFD希望。
ヒロインとの幸せなアフターともっとはっちゃけた話がみたいかも(笑)
夢は広がる。夢は無限なり。
[ 2013/04/03 21:24 ] 製品版・感想 | TB(0) | CM(-)
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